コンビニエンスストアチェーン・セブンイレブンは「セブンミール」という宅配食サービスを提供しています。
セブンミールの宅配食(お弁当)は、店頭で販売している「コンビニ弁当」とは違い、栄養バランス・糖質量・塩分量などに配慮されているのが特徴です。
セブンミールの宅配食(宅配弁当)を利用する前に、高齢者が利用する上でのメリット・デメリットを知っておくのが大切です。
- 毎日、当日作ったお弁当を届けてくれる
- 配達時、対面での手渡しが基本なので、独居高齢者にとってはコミュニケーション相手になる
- 店舗でお弁当を受け取れば配送料は一切不要
- 1配送あたり3,000円(税抜)を利用するとその注文の配達料が無料になる
- セブンイレブンで取り扱っている生鮮食品・スイーツ・お酒も一緒に購入可能
- 高齢者向けの「ムース食」「やわらか食」などのやわらか食コースはナシ
- 配送料が1配送あたり商品とは別途330円必要
- 自宅まで配送してもらうには、1注文あたり1,000円(税抜)の利用が必須。
※高齢者夫婦2人の食事を注文する、という場合は合計金額が1,000円を超えるので注文可能です。
やわらか食が必要な場合は別のサービスを選ぶのがおすすめ
セブンミールには、やわらか食・減塩食・低たんぱく食・糖質制限食がありません。
噛む力が弱い高齢者向けの宅配食を購入したい場合は、セブンミールのお弁当よりも
- やわらかダイニング
- スギサポデリ
- 食のそよ風
- ワタミの宅食ダイレクト介護食
から選ぶのがおすすめです。
高齢者向きなやわらか食は希望する場合は、下記の特集ページで比較できます。
医師監修の制限食が必要な場合におすすめのサービス5選
減塩食・低たんぱく食・糖質制限食を利用したい場合は
- Dr.つるかめキッチン
- まごころケア食
- メディカルフードサービス
- ウェルネスダイニング
- スギサポdeli
から選ぶのがおすすめです。
毎食ごとに配達してくれるサービス3選・安否確認も
セブンミールのお弁当は、最寄りのセブンイレブンの店員さんが自宅まで配達してくれることが大きな魅力の一つでもあります。
ですが、配達料が毎回発生することを考えると、経済的とは言えません。
他のサービス会社では、配達料が無料だったり、配達時の安否確認をしてくれるサービスもあります。
ワタミの宅食(エリア配送便)
全国どこでも注文できる「ワタミの宅食ダイレクト」の冷凍弁当とは違い、最寄りの「ワタミの宅食営業所」から毎日配達してくれるタイプのサービスです。
手渡しを基本としているので、一人暮らしの高齢者にとっては安心材料にもなります。
ライフデリ
栄養制限コースもやわらか食コースもあることや、安否確認をしてくれることも大きなメリットです。
ヨシケイ
ヨシケイは冷凍タイプのお弁当に加え、食材キットなども購入できます。
高齢者だけでなく、家事と育児に忙しい主婦の間でも重宝されているサービスです。
やわらか食や制限食の取り扱いはありませんが、1食340円で買えるコスパ最強の冷凍弁当が買えます。
当日の朝5時までに注文すれば当日中に届けてくれることも魅力です。
通常でも340円で買えるお弁当ですが、初めて利用する際はお試し価格として1食170円で買えてしまいます。
配達可能エリアに住んでいる場合は試さなきゃ損!というレベルなので一度お試しあれ。
>> ヨシケイ公式サイト
セブンミールで買える宅配食・ミールキット
セブンミールでは、
- 日替りおかずセット(おかずのみ)
- 日替わり弁当(ごはん付き)
- ミールキット(1品2人前)
が購入できます。
各コースの詳細を簡単にまとめていきます。
日替りおかずセット
ごはんが付属しない分、日替わり弁当コースよりもおかず数が多いのが特徴です。
火を使って料理を作るのが難しくなったご高齢者におすすめ。
1食572円
日替りおかずの「健康バランス弁当コース」
日替りおかずセットの中でも、栄養バランスに配慮されたコースがあります。
カロリー250Kcal以下・塩分2.0g以下・野菜120g以上(緑黄色野菜は40g以上)に設定されている健康的なバランスです。
1食591円(税込)
日替り弁当
ごはんが付属しているので、自宅でごはんを炊かなくてもOK。
家事の手間を最小限にしたい方におすすめ。
1食572円(税込)
健康バランス弁当
日替わり弁当(ごはん付き)の場合も、「健康バランス弁当コース」があります。
塩分2.0g以下・カロリー1食250Kcal・緑黄色野菜40g以上使用・1日の3分の1の野菜が摂取できます。
1食689円(税込)
価格はやや高めなので、600円を超える場合は、他社のメーカーとも比較してから選ぶのがおすすめです。
ミールキット
1品あたり2人前のサイズ感のミールキットです。
フライパンで加熱調理すれば時短で手料理が作れる便利な食材セットです。調味料も付属しています。
2人前842円(税込)、1人前あたり421円
セブンイレブンに減塩弁当はある?
セブンイレブンの店頭では減塩弁当は販売されていません。
店頭で買えるお弁当は、メニューによってカロリーも塩分も糖質もどれも高い数値です。
特に、「唐揚げ弁当」や「ハンバーグ弁当」など、揚げ物を中心としたお弁当は注意が必要です。
店頭ではなくセブンミールで購入できる宅配弁当の中には、1食あたり2g以下の塩分量に設定されている「健康バランス弁当」があります。
前項でも紹介していますが、値段は1食689円(税込)と他社の宅配食と比べると高めな方ですが、ごはんが付属していることを考慮すると妥当な価格帯でもあります。
1食あたり2gよりも更に塩分量を控えたい場合は、別のメーカー・サービスを利用するのがおすすめです。
特におすすめなのは「ナッシュ」です。
低糖質が売りの宅配食ではありますが、メニューによっては塩分量が1g以下のメニューもあります。
ナッシュの宅配冷凍弁当は1食ずる食べたいメニューを選べるので、徹底的に塩分量を控えたい場合は、1食ずつの塩分量をチェックして塩分が少ないものだけを注文すればOK。
糖質も控えながら塩分制限ができるのでおすすめです。
価格は1食あたり569円。何度も利用すると、累積利用食数によって割引され、最大で1食499円(税込)で買えるようになるのでコスパ面でもおすすめです。
高齢者向きの宅配食選び失敗しないためのコツ
高齢者向けのお弁当を注文するのは食べる本人ではなく、同居している家族や遠方に住む親御さんのために注文する場合が多いと思います。
価格や利便性面は公式サイトで確認すればある程度のことを理解して購入できますが、味の傾向・美味しさは、高齢者本人に食べてもらわないとわかりません。
宅配食を決める際は、
- 塩分・糖質・たんぱく質制限が必要かを把握する
- やわらか食か普通食で良いかを決める
- 1食あたりの予算を決める(400円~900円)
ここまで選定したら、通常価格よりも安く買える「お試しセット」を利用できるサービス会社を3社~5社試していくと希望にあったメーカーが見つかります。
1社目から好みの味であれば、そのサービスを定期便で注文すればOK。
好みではなかった場合は2社目を注文する、という流れで試していきましょう。
下記に各サービス会社ごとの「やわらか食」と「栄養制限食」の取り扱いの有無を表でまとめています。
是非参考にしてみてください。
メーカー名 | 1食単価(円) | 制限食の有無 | やわらか食の有無 |
---|---|---|---|
ナッシュ | 569 | ||
フィットフードホーム | 626 | ||
まごころケア食 | 479 | ||
ウェルネスダイニング | 663 | ||
食宅便 | 560 | ||
やわらかダイニング | 709 | ||
スギサポdeli | 680 | ||
わんまいる | 796 | ||
Dr.つるかめキッチン | 663 | ||
ワタミの宅食ダイレクト | 680 | ||
食のそよ風 | 669 | ||
ニチレイフーズダイレクト | 785 | ||
ほほえみ御膳 | 645 | ||
セブンミール・健康バランス弁当 | 689 |